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9月 20, 2014

考えてみてください

ある医療現場から
>末期の胃がん患者 Aさんの診察に 行こうとした時、看護師から
「Aさんの奥様がひどく疲れておいでのようです」と言われた。
確かにつらそうなのが見える。
奥さまは「苦しむ夫を見るのが辛い」「どう声をかけて良いか」「帰宅しても心配で眠れない」先の見通しが立たず、診断の結果、反応性のうつ状態と判明する。
>お体が心配です。私たちは診察という形でご家族の相談にも乗っています。と声をかけた。すると奥さまは是非受けたいとのことだった。
  「・・・・私もがんなのです」 
実は 半年前に乳がん手術を受け治療中のところに夫にがんが見つかり自分の治療を中断して看病に当たっていたという。
がん患者ががん患者を介護する状況である。
奥さまは自分の事を話せば病院に迷惑がかかると考え病気の事は伏せていたということである。
だが 看病をこのまま続けるにはもう 限界だった。
Aさん夫妻の場合は 医療チームがAさんのみならず奥様の体調の相談にも乗り精神的にサポートを行うようにした。
その結果 奥さまはAさんが亡くなるまで精神的な安定を保って看病を続けることができたのである。

>家族は看病以外に自分自身の心、身体の問題などを抱えているが「患者の方が辛い」として周囲に告げないことが多く、そのため 医療側も家族の苦悩を過小に評価しがちになる。
しかし家族の精神的苦悩の程度は患者当人とほぼ同程度なことが分かっており「第二の患者」としてケアと治療の対象と認識されてきつつある。
がん医療では家族の心身の安定も非常に大切です 
経済的安定は その大元となるものですから いつか どこかの時点で 意識する必要があります。

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